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菊花賞・G1」(25日、京都)
申し分のない動きだった。
コントレイルは福永を背に14日、栗東CWで
タイセイモンストル(3歳1勝クラス)と併せ馬。序盤は行きっぷりの良さを、我慢させながらの追走。4角手前でギアを上げると、前との距離を一気に詰める。直線半ばで一杯に追われる僚馬をパス。その後も馬なりで鋭く伸び、6F84秒6-37秒7-12秒1で2馬身半先着した。
鞍上は「動きも内容も良かった。馬の雰囲気も落ち着いていて、メリハリが利いていたしね。鈍ければやってくれということだったけど、反応も良かった」と満足そうにうなずく。「抜け出してから気を抜く面もなかった。いつもはもう少しフワッとして、やめたりするんだけどね。オンとオフがしっかりしているのは、精神面の状況がいいからだと思う」と合格点を与えた。
担当の金羅助手は「前走の1週前はいくらか重いと思ったし、休み明け感があったけど、今回はそんなこともない。カイ食いもいいですしね。火曜で466キロ(前走時は460キロ)。息遣いもいいですよ」と感触は上々だ。16日には、再び福永を背にゲートで駐立を確認する予定。史上3頭目となる無敗でのクラシック三冠達成に向け、態勢は着々と整っている。
提供:デイリースポーツ