「
秋華賞・G1」(18日、京都)
決してぐらつきはしない。16日、
秋華賞の枠順が確定。
デアリングタクトは7枠13番から、史上初となる無敗の三冠牝馬誕生へ挑む。「あまり内過ぎるのはどうか、ということだけは頭にありました。それでなければ、問題はないでしょう。(馬番の)偶数、奇数は気にしていませんでした」。枠順決定の知らせを受けた杉山晴師は、いつも通り落ち着いた口調でこう切り出した。スムーズに力さえ引き出せれば、結果はついてくる。内でごちゃつくことだけは、避けたかったということだろう。
決戦を2日後に控えた金曜は角馬場から栗東坂路に入り、4F69秒7-51秒2-16秒6。“戦う”という意志を時折のぞかせながら、メニューを消化した。「気合が入ってきている気がしましたね。カイバをしっかりと食べてくれるので調整はしやすいですし、いい状態で来ています」。事前発表馬体重は480キロ。
オークス時からプラス14キロも想定内で来ている、と師は現状を伝えた。
また一つピースが埋まった。10・18ラスト1冠。数々の名勝負を目撃してきたスタンドに見守られ、いよいよ歴史が動く。
提供:デイリースポーツ