新型コ
ロナウイルス感染拡大防止のため、栗東トレセンの取材ができなくなったのは
桜花賞の週末からでした。いま、半年ぶりにトレセンの取材が許され、ようやく
リアアメリアの姿を見ることができました。
桜花賞までの頃の
リアアメリアは、ちょっとカメラを向けただけですぐに気にしてビクっとするような素振りを見せていました。かなり敏感な馬なんだな、と思っていたものです。
でも、この日少し遠目からでしたが、
リアアメリアは堂々としていて。その足取りは力強く、体はパンパンに張って素晴らしくて。心身ともにたくましくなったなぁ、という印象を受けました。ホント、彼女自身が実に堂々としっかりとした足取りで歩いていたので、すごく馬自身に自信がついたのかな、という印象を受けました。
秋華賞は
ローズSと違って観客の入る競馬となります。
リアアメリアにとっては無観客競馬はより集中しやすい舞台だったでしょう。馬によっては人がいなくても舞台設定だけで緊張する、というケースもあるようですが、
ローズSの様子をみる限り、今回も大歓声が響くと言う感じでもないでしょうから力を発揮できるのではないかと思います。
「馬体のハリは増して、動きもよくなっています。もともと大きな期待を持っていた馬です。世代ナンバーワンと一時期は騒がれた馬なので、それに見合う結果を出せればと思っています。この馬の走りを皆さんに見せられれば、と思っています」(中内田師)
(取材・文:花岡貴子)