ホッカイドウ競馬は先週16日(金)、今季開幕から取り組んできた「無観客開催」を10月いっぱいで終了し、シーズン最終週となる11月3から5日の3日間、「各日50組100名」を上限としてファンの皆さんの入場を再開することを発表しました。「専用の応募フォーム」からの事前応募制で、募集人数を超える応募があった場合には抽選になるとのこと。応募フォームは、10月19日(月)午前からホッカイドウ競馬の公式ホームページ内に開設され、同23日(金)17時までの期間で受け付けるとのことですので、ご希望される皆様はぜひ、
こちら(外部サイトへ移動します)からお申し込みください。
さて、先週15日(木)に行われた2歳牝馬のダート
グレード競走「第23回
エーデルワイス賞JpnIII/1200m外回り」は、単勝2.3倍の1番人気に推された門別
ソロユニット(
角川秀樹厩舎・父
アジアエクスプレス。
阿部龍騎手54)が、堂々の4角先頭から2着
JRAミコブラックに4馬身差をつけて完勝。デビュー2戦目から向かうところ敵なしの5連勝、前走
リリーカップH3の7馬身差圧勝に次ぐ重賞2連勝で
エーデルワイス賞JpnIII「ホッカイドウ勢4連覇」を成し遂げ、2015年
タイニーダンサーから続く“門別デビュー馬”による「NAR
グランプリ/2歳最優秀牝馬」6年連続選出!へ大きく前進しました。
この圧倒劇により、
ソロユニットは昨年2着(優勝
コーラルツッキー)に敗れた半姉
アザワクの実績を上回ることに。これまでは「
アザワクの半妹」と紹介されてきましたが、今後は
アザワクが「
ソロユニットの半姉」と表現されることになっていくかも知れません。
この勝利で「
エーデルワイス賞・6勝目」とした
角川秀樹調教師に、レース後の
ソロユニットの体調面などをお訊きしたところ「おかげさまで特に変わりないですね。次走に向けてしっかり調整していけそうです」。その注目される次走については「ちょっと食いが細いところがあって馬体重の維持を重視していきたいと思ってますので、オーナーと相談してですが、今のところ年末の
東京2歳優駿牝馬(SI・大井1600m。12月31日)一本で考えています。ただ、中間に重くなりすぎるような感じでもあれば、水沢の
プリンセスカップ(1400m。11月30日)を挟むようなこともあるかもしれません」と話してくれました。今後、1200mより長い距離でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか大注目の
ソロユニット。今後のさらなる活躍に御注目していただければと思います。
なお、この
エーデルワイス賞JpnIII当日(14回門別3日目)の総発売額は9億4400万円余まで伸長。それにより今シーズンの総発売額はいよいよ計449億円を超え、バブル末期の1991年度(平成3年度)に記録された年間最高発売額「454億円」まで、いよいよあと約5億円というところまで迫ってきました。あす21日(水)の今季75日目(14回開催5日目)での新記録達成が見込まれますが、急速に寒さがも厳しくなってきている中、まずは無事に開催が進んでくれることを願うところです。
いよいよ今季の残り9日間となりました。20日のメイン(最終)12Rは、毎年シーズン終盤に編成される「北海道競馬記者クラブ特別」(A2-2〜B2-1組・1200m外回り)。前走2着で4連勝ストップしたものの好調続く3歳牡馬
カツゲキダイオウ、夏の1200m重賞
エトワール賞H3で2着に追い込んだ3歳牝馬
ルナクレアを筆頭に、差し脚上位の
アイアンブルー、
サクラヘラクレス、
ガイセン、
ツルマルパラダイス。先行して踏ん張る
サウンディングベル、
リンノゲレイロ、
トドイワガーデンらも上位争いに食い込んでくる可能性十分です。発走は20時40分、お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)