マイルチャンピオンシップへの前哨戦で、今年からGIIに格上げされた。近年では、11年の
エイシンアポロン、14年の
ダノンシャーク、17年の
ペルシアンナイトの3頭がここを
ステップにして本番を勝利している。
1.若い馬が中心
過去10年の成績を年齢別で見てみると、6歳以上馬は[0-2-0-55]で複勝率3.5%と不振。対して、4歳馬は[5-4-2-15]で複勝率42.3%と非常に優秀な数字を残しており、3歳馬は[3-1-3-28]で複勝率20.0%、5歳馬は[2-3-5-33]で複勝率23.3%。この3世代が中心となる。
2.スローペースになりがち
より短い距離を得意にする馬は翌週の
スワンSに進むことが多く、このレースはスローペースになるのが通例。よって、道中折り合って直線で鋭い脚を要求される中距離戦のような質のレースになりやすく、距離短縮の馬、中距離実績のある馬がしばしば好走する。
3.前走逃げ先行だった馬は苦戦
過去10年、前走で4角1〜2番手だった馬は[0-0-0-17]で1頭も3着以内に入れていない。4角3番手だった馬も[1-1-1-17]で複勝率15.0%と苦戦気味。上で述べたようにスローペースの後半勝負になりやすいため、逃げ先行の立ち回りをしてきた馬より、控える競馬をしてきた馬の方が好走しやすい。
シーズンズギフトは道中掛かることがあるから距離短縮はプラスだろう。また、右回りではもたれる癖を出していたため、今回初となる左回りの方がむしろ合っている可能性もある。初の古馬相手でも、52kgの軽斤量ならチャンスがあって良いだろう。