24日に東京競馬場で行われる
富士ステークス(3歳上・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、昨年まではGIIIとして施行されていた。
過去10年で最多となる10回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハと
フジキセキが続き、2回が
ダンスインザダーク、
キングヘイローとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-4-3-8」。不良馬場で行われた17年を除けば、産駒初出走となった12年から毎年1頭以上が3着以内に好走しており、昨年も唯一の出走となった
レッドオルガが3着に入線してみせた。今年は
ケイアイノーテック、
サトノアーサー、
スマイルカナ、
ヴァンドギャルドの4頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は「1-1-1-9」。
ディープインパクトとは対照的に、良「0-0-0-7」、稍重〜不良「1-1-1-2」、と好走例は道悪時に限られる。なお、不良馬場で行われた17年は
エアスピネルが1人気に応えて勝利するほか、11人気の
クルーガーも3着に激走したことで高配当の立役者となった。今年は昨年2着の
レイエンダが再度の好走を目論む。
ハービンジャー産駒は「1-0-0-3」。昨年の
ノームコアは、骨折明け、レース中に落鉄するアク
シデントを物ともせず、
ヴィクトリアマイル勝ちの実績を遺憾なく発揮しての快勝。今年は17・18年と本競走で5着の続く
ペルシアンナイトが3度目の出走を果たす。
初出走となる
リアルインパクト産駒は、
NHKマイルCの覇者
ラウダシオンに注目が集まる。父自身も13年に9人気2着の実績があり、
ディープインパクトの後継種牡馬として初のGI馬を出したポテンシャルは侮れない(同産駒のコース成績は「3-5-3-18」勝率10.3%・複勝率37.9%)。