「
菊花賞・G1」(25日、京都)
破竹の4連勝で
セントライト記念を制覇。三冠を狙う
コントレイルとは初対戦となる
バビットは21日、栗東坂路で単走。いつも通り、周囲に馬が少ない時間帯を選び、集中力を高めて最終追い切りに臨んだ。馬場の真ん中を堂々と駆け上がり、馬なりで4F55秒7-40秒6-13秒0をマーク。首を上手に使い、リズミカルな動きで
フィニッシュラインを越えた。浜田師は「いつもの動き。しまいの反応も良かった。いい状態で臨めると思います」と納得の表情を浮かべた。
1週前追い切りは美浦から内田博が駆けつけ、栗東CWで6F82秒6-38秒1-11秒9を計時。中間は坂路だけではなく、コース追いも取り入れて本番を見据えた。「春はソエがあったので坂路がメインでしたが、ひと夏を越して脚元の心配がなくなった。今回は攻めていけたと思います」。フィジカル面が強化されたことで、思い通りの調整ができた。
メンタルに関しては「まだまだ子ども」と危うい面を抱えているが、そこを補うのが
菊花賞2勝の実績を誇るベテランの手綱だ。「競馬はジョッキーの感性に任せています。内田さんとは“馬のリズムを一番大事に進めていければ”と話している。信頼しているので、競馬をつくっていってくれると思う」とトレーナー。無敗の2冠馬との初対戦。No.1の勢いを武器に、大金星を狙う。
提供:デイリースポーツ