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【菊花賞 枠順データ分析】極端な脚質の馬ほど枠順の良し悪しが出やすい

  • 2020年10月22日(木) 15時10分
 25日に京都競馬場で行われる菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)について枠順・馬番別に検証していく。

 過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが13番と14番。3回で4番、10番が続き、2回が1番、3番、11番、12番となっている。

 参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠 2-0-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率31%
2枠 3-2-0-15 複勝率25.0% 複勝回収率82%
3枠 2-0-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率32%
4枠 0-0-1-19 複勝率5.0% 複勝回収率30%
5枠 0-2-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率56%
6枠 1-2-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率113%
7枠 2-3-4-21 複勝率30.0% 複勝回収率106%
8枠 0-1-1-28 複勝率6.7% 複勝回収率17%

【前走4コーナー通過3番手以内】
1〜3枠 2-1-0-12 複勝率20.0% 複勝回収率107%
4・5枠 0-0-2-13 複勝率13.3% 複勝回収率55%
6〜8枠 0-0-4-26 複勝率13.3% 複勝回収率59%

【前走4コーナー通過10番手以下】
1〜3枠 0-0-0-13 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4・5枠 0-0-0-7 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6〜8枠 2-1-1-10 複勝率28.6% 複勝回収率113%

 勝ち馬に限れば1〜3枠が中心となっているものの、6・7枠は複勝回収率でプラス収支を記録しているように、一概に外枠が不利とも言い難い。

 そこで、前走の4コーナー通過順で枠順別成績を比較してみると、極端な脚質の馬ほど偏りが大きかった。昨年の上位人気馬であれば、1人気3着ヴェロックス(7枠13番・前走4コーナー通過3番手)や2人気9着ニシノデイジー(1枠2番・前走4コーナー通過14番手)が連対例のない条件に該当している。今年も枠順別成績の良し悪しを考える際には、シンプルに前走のポジションを目安にすべきだろう。

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