netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった富士Sの「
ゴールデンコンビ」はこちら。
【
斉藤崇史厩舎×
M.デムーロ騎手(
ラウダシオン)】
9番人気の
ラウダシオンで勝利を収めた
NHKマイルCが記憶に新しい「
斉藤崇史厩舎×
M.デムーロ騎手」のコンビ。「直近1年」の成績は1-0-0-2で、馬券絡みはその
NHKマイルCだけだが、当然ながら回収率は単勝=986.7%、複勝=270.0%と強烈な数字になっている。2度の着外は20年
七夕賞のリュヌジュージュと20年
神戸新聞杯の
マンオブスピリットで、「直近1年」では重賞でしかコンビが結成されていない。「ここぞ!」のタイミングで
M.デムーロ騎手を据えているのだろう。
ちなみに「直近5年」では4-3-5-7で、複勝率63.2%、複勝回収率128.9%となっている。複勝率63.2%は
C.ルメール騎手の50.0%を大きく上回る圧倒的な数字で、まさに「
ゴールデンコンビ」と呼ぶのに相応しいもの。この富士Sはもちろんのこと、
菊花賞の
マンオブスピリットにも十分な注意を払いたいところだ。
M.デムーロ騎手は前出の通り、
ラウダシオンで
NHKマイルCを勝っている。2番手をスッと取り切り、逃げる1番人気の
レシステンシアをきっちり交わす競馬で、
M.デムーロ騎手の勝負強さが遺憾無く発揮されていた。今回も人気馬が逃げる形になりそうなだけに、
NHKマイルCの再現が見られそうだ。