今年のクラシックは牡馬、牝馬ともに“無敗三冠達成”という当たり年。ワタクシのような50歳手前の記者にとっては、生きているウチに味わえない偉業だろう。
デアリングタクトが
ジャパンCに参戦-。その一報に反応した福永Jがこう発した。「
年度代表馬、どうなるかな?」。確かに…。
コントレイルに
デアリングタクト。
年度代表馬はほぼ2頭に絞られたようなもの。仮に古馬がJC、
有馬記念で奮起しても、無敗三冠を超えるインパクトがあるだろうか。
コントレイルの今後は11月5日に決まる予定。激戦の3000メートルを走っただけに慎重な判断が求められる。JCで三冠馬対決が実現すれば、
年度代表馬はすんなりと決まるが、
コントレイルが出走を見送った場合は難解だ。
デアリングタクトがJCを勝てば、
コントレイルは
年度代表馬に選ばれないのか?いやいや、
有馬記念で初対決?う〜ん、どうなるの?
「三冠獲って、
年度代表馬にならんかった馬っているんやろか?」。福永Jの素朴な疑問を調べてみた。
年度代表馬の選出は54年から始まった。
シンザン以降の三冠牡馬6頭は全て選ばれている。では牝馬は?過去5頭のうち、その座に就いたのは
ジェンティルドンナと
アーモンドアイの2頭だけ。この2頭に共通するのは3歳でJCを勝ったことだ。なるほどね。
いずれにしても、JC、
有馬記念の結果次第だが、記者も1票を投じる身。今年は2頭が
年度代表馬に!そんな年があってもええやん、って思ってしまう。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ