東京11Rの第162回
天皇賞(秋)(3歳以上GI・芝2000m)は1番人気
アーモンドアイ(C.
ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒8(良)。半馬身差の2着に5番人気
フィエールマン、さらにクビ差の3着に2番人気
クロノジェネシスが入った。
アーモンドアイは美浦・
国枝栄厩舎の5歳牝馬で、父
ロードカナロア、
母フサイチパンドラ(母の
父サンデーサイレンス)。通算成績は14戦10勝。
レース後のコメント
1着
アーモンドアイ(C.
ルメール騎手)
「この馬に乗る時は、いつも重いプレッシャーがかかります。GI8勝も達成したかったので、そういったプレッシャーもありました。
スタート前は
リラックスしていて、ゲートの中も静かでしたから、良いスタートが切れました。
直線では逃げた馬が早目にバテて、坂を上がってからきつくなりました。外から2頭が追ってくるのも恐かったです。それでもよく頑張ってくれました。すごく良い競馬でした。
新しい馬たちが挑んできますが、次も良いレースをしたいと思います」
(
国枝栄調教師)
「(記録達成に)ホッとしています。レース前は
リラックスして、どっしりして良い雰囲気だったので、スムーズにレースに行けるのではないかと思っていました。
とにかくゲートがどうかと思っていたのですが、落ち着いていて、スタートを決めて良い位置が取れたので、これなら何の不利もないなと思いながら見ていました。
万全を期して早目に外に出す形でしたが、終いは少し一杯になったところもあったので、やはりそう簡単ではないと思いました。
これだけの馬ですから何らかの栄光を、ということで、芝GI8勝の記録を達成できて良かったです。(今後について)
アーモンドアイの状態を判断して、オーナーサイドと話をして、ということになると思います」
2着
フィエールマン(
福永祐一騎手)
「スタートは出ましたが、挟まれたのが痛かったです。2000mのコース形態上、仕方ないところはありますが、あそこがポイントでした。脚を溜めて、最後はよく伸びていました。直線が長いのはやはり良いですね。力のあるところは見せられました」
3着
クロノジェネシス(
北村友一騎手)
「真ん中の枠だったので、スタートだけは出負けしたくないと思っていましたが、駐立は悪く出負けして、外から寄られ、取りたいポジションを取れずに下げる形になりました。
馬自身は、
宝塚記念の時から、良い状態を維持していて、精神的にも落ちついていて、集中して走れる状態でした。強い競馬をしてくれました。とにかくポジションの差ですね。出負けしてしまって申し訳ないです」
5着
キセキ(
武豊騎手)
「ゲートは出てくれて、折り合いもついて、4コーナーでは一瞬奇跡が起こるかもと思いましたが、瞬発力勝負だと厳しいです。この馬には道悪のスタミナ脚質の方が良いです」
7着
ジナンボー(M.デムーロ騎手)
「
アーモンドアイの後ろという一番良いところにつけられました。最後まで頑張っていましたが、スタートからずっと同じペースで、直線もジリジリという感じでした」
ラジオNIKKEI