「
天皇賞(秋)・G1」(1日、東京)
圧倒的な1番人気に支持された
アーモンドアイが快勝。史上初の芝G1・8勝目を挙げた。2着には5番人気の
フィエールマン、3着には2番人気の
クロノジェネシスが入った。
女王交代とはならなかった。2番人気に支持された
クロノジェネシスは、
アーモンドアイを上回る末脚で猛追したが3着に散った。
「ほんの少し遅れてしまい、取りたい位置が取れなかった」。スタートのわずかな遅れが命取りになった。発馬直後に両サイドから挟まれると、ズルズルと位置を下げてしまい後方からの競馬に。4角9番手から必死のステッキで鼓舞すると、相棒もその気持ちに応えるように脚を伸ばしたが、届かなかった。
北村友は「精神的にも落ち着きが出て、集中して走れていました。それだけに心の奥底から、いいポジションで競馬がしたかった。ホントに申し訳ないです」と無念の表情。
今後はいったん放牧へ出される予定。女王との初対決は苦い経験となったが、
宝塚記念で与えた衝撃は本物。この悔しさを糧に、さらに強くなった姿でターフに戻ってくるはずだ。
提供:デイリースポーツ