ダノンファンタジー、
レシステンシアと、ここ2年連続で阪神JFの勝ち馬を輩出している前哨戦。今年は初の阪神開催で未知数な面も多いが、阪神芝1400mで行われた2歳戦の成績を見ながら傾向を探っていきたい。
1.馬体重の重い馬がやや優勢
過去10年に行われた阪神芝1400mの2歳戦(新馬戦除く)の成績を馬体重別で見てみると、最も良いのが480〜499kgの馬で複勝率30.4%。以下、500〜519kgの28.1%、460〜479kgの23.6%、440〜459kgの22.6%と続く。ゴール前に坂があって
パワーが要求されることから、馬格がある馬の好走が多い。
3.距離延長組の回収率が良い
過去10年に行われた阪神芝1400mの2歳戦(新馬戦除く)の成績を前走距離別で見てみると、複勝率は距離延長組が20.8%、距離短縮組が22.4%、同距離組が22.6%とほぼイーブンとなっているが、回収率は距離延長組が単148%・複114%、距離短縮組は単52%・複90%、同距離組は単65%・複83%で距離延長組が優勢。
3.逃げ先行馬有利
阪神芝1400mは内回りコースであり、前が残りやすい。過去10年に行われた阪神芝1400mの2歳戦(新馬戦除く)の成績を前走の4角位置取り別で見てみると、前走で4角1番手だった馬は複勝率32.7%と優秀。次点は2番手で28.7%となっている。
フリードはデビュー3戦の内容を見るに、今回のメンバーでもテンの速さは最上位だろう。前走の小倉2歳Sは重馬場の中、テン3ハロン33秒9というハイペースで飛ばして5着。距離延長が未知数ではあるが、開幕週で小回りなら残り目の期待は持てる。