冬の大一番
チャンピオンズCの前哨戦で、今年は阪神で開催される。JBCと時期が重なっていて実績馬の参戦が少ないことから上位が拮抗したメンバー構成になりがちで、中々人気通りには決着しない一戦だ。
1.速い時計に対応できるか
過去10年に行われた阪神ダート1800m古馬混合オープン戦の平均勝ち時計は1分50秒3。また、京都開催時のデータだが、
みやこSは過去9回中6回で1分50秒0を切る高速決着となっている。今回も速い時計に対応できるスピードが要求されることになるだろう。
2.若い馬が優勢
昨年こそ6・8・7歳で決着したが、それまでは若い馬の活躍が目立っていたレース。10年以降の過去9回(18年は開催なし)で、3〜4歳馬が[6-5-2-37]で連対率22.0%・複勝率26.0%なのに対し、5〜6歳は[3-3-5-63]で連対率8.1%・複勝率14.9%、7歳以上馬は[0-1-2-10]で連対率7.7%・複勝率23.1%。連軸は若い馬から選びたい。
2.逃げ・先行馬に注目
過去10年に行われた阪神ダート1800m古馬混合オープン戦の成績を、前走の4角位置取り別で見てみると、3番手以内だった馬が特に好成績で複勝率は34.6%。それより後ろはガクッと複勝率が下がり、4〜5番手だった馬は13.7%、7番手以下だった馬は9.8%。
ベストタッチダウンは前走の
太秦S(OP・京都ダ1800m)を1分48秒1という好時計で快勝。不良馬場の恩恵はあったにせよ、改めて高い能力があることを示した。2走前の
アンタレスSはゲートで躓いて流れに乗れず参考外で良い。スムーズな立ち回りをしたレースでは底を見せておらず、このメンバー相手でも好勝負に持ち込めて良いだろう。