父ディープインパクト以来15年ぶり、史上3頭目となる無敗でのクラシック三冠を達成した
コントレイル(牡3歳、栗東・
矢作芳人厩舎)が5日、
ジャパンC(29日・東京)に参戦することが正式に決まった。既に、史上初の無敗での牝馬三冠を成し遂げた
デアリングタクト(牝3歳、栗東・
杉山晴紀厩舎)が参戦を表明しており、“無敗の牡牝三冠馬対決”が実現する。
この日、矢作師が放牧先である鳥取県の大山ヒルズで状態を確認。現地を訪れていたノースヒルズの前田幸治代表と協議して決まった。鞍上は、引き続き
福永祐一騎手(43)=栗東・フリー。今後は来週12日に栗東に帰厩する予定となっている。
矢作師は「実際に見て、体の張りもいいし、完全に回復していました。回復力の速さがすごいなと思ったし、きょう見た限りでは何の心配もありませんでした。それが一つ。あとは
デアリングタクトも出てくるということで、ファンの盛り上がり、競馬としての盛り上がりを考えても、オーナーと相談して、そういう決断に至りました」と参戦を決めた理由を説明した。
「脚元の傷み、筋肉の痛みがなかったのが何より。カイバも食べていて、体も戻っています。ただ今後、少しでも嫌なところがあれば、すぐにでもやめる決断はするつもりです。今のところは何も問題ないと思っています」と、慎重に状態を見極めながら調整を進めて行く構えだ。
提供:デイリースポーツ