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【みやこS予想】 舞台替わりで過去の傾向が通じない!? コース適性から弾き出した“旨味のある馬”とは!?/JRAレース展望

  • 2020年11月07日(土) 20時33分
 みやこSは、夏を越えて力をつけてきて、エルムSなどで結果を出している馬を狙うのが定番のパターン(ローマンレジェンドブライトラインインカンテーションテイエムジンソクなど)。今年はマリーンSエルムSを連勝したタイムフライヤーがこのパターンでしたが、去年好走した武蔵野Sへ。
 
 そのため、京都競馬場の改修工事の影響で「阪神開催」になったことに注目して狙う馬を考えていきます。そもそも京都1800mと阪神1800mでは、求められる適性が大きく違います。京都1800mは軽い馬場で、下りから直線平坦コースなのでスピードが生きるコースです。これはペースの流れる小回り1700mのエルムSでも同様で、それが連続好走につながっています。

 一方、阪神1800mは京都より重い馬場で最後の急坂のあるコース。スピードだけで押し切るのは難しく、持続力が生きるコース設定となっています。京都や東京でのスピード決着に対応しきれない馬が、上がりがかかることによって結果を出しているのです。当然、同条件の好走馬は見逃せません。

 あと、中山1800m実績馬にも注目。同じ重い馬場で急坂があるコースで、阪神より高低差が大きいタフなコース。中山1800mでの好走があれば、阪神1800mで持続力の不安はありません。

 この好走コースからの適性で注目したいのが、マーチS(中山1800m)の1着スワーヴアラミス、2着クリンチャー。そして、同条件の摩耶S(3勝クラス)を勝って、もっとタフな阪神2000mの仁川Sを勝っているヒストリーメイカーの3頭です。

 とくにヒストリーメイカーは、地方交流重賞で不完全燃焼の走りが続いての人気落ち濃厚。好メンバーが揃っていた平安S4着の走りを考えると、過小評価されそうなのでオッズ面でも期待したいところです。

 ウマい馬券では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。少頭数で買い方が重要なレースでもあるので、買い方も含めて最終結論に注目して下さい。
(文=nige)

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