6月開催の阪神芝1800mの新馬戦を勝った後、東京スポーツ杯2歳S(11月23日・東京芝1800m)に向けて調整を進めてきた
ダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎)。今朝11日はレースに向けた1週前追い切りをCコース、ウッドチップ馬場で行っている。
レースで騎乗予定の
川田将雅騎手が跨り、2回目のハローが終了した時間帯に2コーナーから入場。
ポールスターが先行して、それを追いかける形だったが、5F標識を過ぎたあたりで頭を上げて、少し行きたがる素振り。このあたりがキャリアの浅い2歳馬といった感じだろう。
しかし、そこはジョッキーがしっかりとなだめて、態勢を立て直して4コーナーから最後の直線へ。内から前を捕まえに行くが、その時の姿勢が実にいい。推進力がある走りで、相手を抜き去ると、あとは突き放していく。
時計は6F79.5〜5F64.5〜4F50.9〜3F37.1〜1F12.0秒。道中ラップがちぐはぐになる場面がありながらも、最後まで速いラップを踏むことができたのは能力の証。キャリアは浅いが、やっぱり楽しみな馬であることは間違いない。