10日、
川崎競馬場で行われた第20回
ローレル賞(2歳・牝・重賞・ダ1600m・1着賞金1200万円)は、好位でレースを進めた
森泰斗騎手騎乗の3番人気
ケラススヴィア(牝2、浦和・
小久保智厩舎)が、直線に入って抜け出し、逃げ粘った6番人気
セカイノホシ(牝2、北海道・
林和弘厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分42秒9(良)。
【
森泰斗騎手】
「素質が高くて今後を楽しみにしている馬なので、一つ重賞が勝てて嬉しく思っています。
逃げても良かったんですが、周りの馬がテンが速く主張していたので、今後のことも考えて、その後ろで運びました。砂を被る競馬も初めてだったので、戸惑うんじゃないかと心配したんですが、びっくりするほど動じなくて、いい競馬ができたと思います。
前にちょうど目標となる馬がいたので、その馬を見つつと思っていました。3コーナーでちょっと外に出られるスペースがあったので、そこで外に出して、
ゴーサインを送りました。前の馬は捕まえられそうな伸びだったので、あとは後ろからは来ないでくれと追っていました。
新馬戦で跨がったときからいい馬だと感じていたんですが、やはり厩舎力が素晴らしいからですか、今日はその当時より進化しているなという印象でした。今後、距離が延びても大丈夫な馬だと思うので、期待は大きく、楽しみだと思います」
【
小久保智調教師】
「(マイナス7kgは)状態は良かったんですけど、やはり初輸送が応えたかなと思います。
(騎手は)1回乗ってる馬なのでわかっていますので、任せていました。状態に関しては1戦1戦上がっているなというのは感じていました。
この馬は何とか負けさせないよう、しっかりと仕上げていきたいと思っています。勝ったまま
桜花賞に行けるようにしたいと思います。
次走についてはオーナーサイドと相談ですが、暮れの大井の
東京2歳優駿牝馬を考えています」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)