15日に行われる
宝塚記念(3歳上・牝・GI)の舞台となる阪神芝2200m。このコースについて解説していく。
阪神コースは2005年から2006年にかけて改修工事が行われ、新装オープンは2006年末の開催。このコース改修に伴い、阪神芝コースは外回りが新たに設けられ、外回りの一周距離は2089mと、右回りで最も大きな競馬場へと生まれ変わった。外回りコースの直線距離は473.6mで、ゴール前には高低差1.9mの急坂が待ち構えている。
芝2200mは内回りでの施行。内回りの一周距離は1689mで、ゴール前直線は356.5m(Aコース使用時)。
芝2200mは正面スタンド前直線入口からのスタート。300mほど下って、ゴール前の急坂へと転じる。そこからはしばらく平坦コースが続き、3コーナー過ぎから緩やかに下っていく。残り200m地点から再び急坂を上ったところがゴール。初角となる1コーナーまでの距離は530m。2000mに比べて初角までの距離が延びる上に、下りスタートになるのでテンが速くなりやすい傾向がある。
5回阪神開催は全9日間を通してAコースでの施行。したがって
エリザベス女王杯はAコース使用4日目ということになる。5回阪神は初日の
ファンタジーSで
メイケイエールが芝1400mの2歳日本レコードを更新し、3Rの未勝利でも2歳コースレコードタイと超高速馬場で開幕した。今週も時計勝負になる公算が高く、持ち時計の有無はしっかりチェックしたい。