例年、
マイルCSは秋の京都開催の後半に行なわれ、馬場傾向を読むことが重要でした。その点、今年は阪神開催となり、馬場の傾向が大きく変わると予想されます。
先週の
エリザベス女王杯を見ても、内有利のトラックバイアスが強く意識された結果、直線に入ったところで内側では馬群が密集し、イン差しを狙っていた多くの馬が伸びあぐました。一方で4角で外を回していた
ラッキーライラック・
サラキア・
ラヴズオンリーユーが1〜3着に入りました。
このように例年と異なるトラックバイアスを考えることが、今年の
マイルCSを的中させるために重要なポイントとなります。
そこで今回は「
ウマい馬券」で活躍中の馬場・走法分析のプロ・真田理氏に、
マイルCSのトラックバイアスと今回のレースで好走が期待できる馬について伺いました。真田氏は
「今回のマイルCSでポイントになるのは、トラックバイアスと枠順適性だ」と話します。
■ポイント1:先行馬の取捨選択
先週の
エリザベス女王杯で内側に馬場を密集したように、今開催の阪神競馬場の芝は良好な状態です。今週も似たような馬場状態で競馬が開催されることを考慮すれば、「先行馬に注目すべき」だと真田氏は言います。
しかし、先行争いで後手を踏めば、先週同様、馬群がばらけず、インから抜け出けないことも想定しなければいけません。そこで重要なポイントとなるのは
「どの馬が先行争いを制するのか?」という点です。
今回、真田氏には各馬の持ち時計などを分析して頂き、この点について解説して頂きました。
■ポイント2:外枠なら割引なのは…
そして、もうひとつ、重要なポイントとなるのが「各馬の枠順適性」です。
真田氏は「距離ロスが発生すると最後の直線で伸びない可能性がある馬が数頭いる」と言います。
こういった馬は内枠をとれれば好走の確率が高いが、
一方で外枠に入ってしまった場合には“危険馬”になってしまいます。真田氏はどの馬を内枠に入った時は有力だと考えているのか? 詳しくは各馬のレース映像を用いて解説します。
ぜひ、明日の
マイルCS枠順確定の前にこちらの動画をご確認ください。