秋華賞で無敗の牝馬三冠を達成した
デアリングタクト(栗東・
杉山晴紀厩舎)。レース後は放牧に出されており、11月4日に宇治田原優駿ステーブルから栗東へ帰厩。今朝18日は次走予定の
ジャパンC(11月29日・東京芝2400m)に向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した時間帯のCWコースで単走。
松山弘平騎手が跨っていたが、150mほど前には
サートゥルナーリアが単走の追い切りを行っており、それが視界に入っているのか、少し気持ちが入った走りにも見えた。ただ、行きたがったりする素振りはなかった。
4コーナーから最後の直線へ向いてくる時には
サートゥルナーリアとの差がかなり詰まっていて、100m弱くらい。そんなこともあってか、鞍上もすぐには追い出さず、しばらくしたところで仕掛ける。すると、しっかり加速して、ゴールへ向かってスピードアップしてフィニッシュとなった。
時計は6F81.9〜5F66.7〜4F52.1〜3F38.2〜1F12.1秒。走りやすい馬場状態だったが、それにしても、単走で速い時計が出たという感じ。個人的には前方に
サートゥルナーリアが走っていたことで、いいラップになったと思うが、これも
デアリングタクトを知り尽くしている鞍上だからこその走りだろう。