「マイルCS・G1」(22日、阪神)
G1・3連勝を狙う
グランアレグリアが18日、美浦芝で最終追い切り。一糸乱れぬ鋭いフットワークで万全の態勢をアピールした。また、
毎日王冠を快勝した3歳馬
サリオスは、美浦Wで新たにコンビを組むM・デムーロも絶賛の動きを披露。一方、栗東では昨年の覇者
インディチャンプが、坂路で圧倒的な瞬発力を見せつけた。
G1連勝中の
グランアレグリアが美浦芝で躍動。今年の総仕上げとなる一戦に向けて、盤石の態勢を整えた。
大きく前を行く僚馬
レッドアルマーダ(4歳3勝クラス)を目標にスタート。前半は穏やかに進み、徐々にピッチを上げていく。直線に向くと、一糸乱れぬフットワークで外から一完歩ずつ差を詰め、5F65秒1-36秒3-11秒5のタイムで、併入フィニッシュを決めた。
藤沢和師は「一度使っているし、そんなに強い調教はいらない。(コンディション的に)走りやすそうだったので芝で追い切りました。先行した馬も一生懸命走ってくれたので、いい感じのケイコができました」と満足そうに評価した。
高松宮記念の鼻差2着から始まった20年。
安田記念を
アーモンドアイに2馬身半差で完勝すると、前走の
スプリンターズSも桁違いの末脚でラ
イバルを一蹴。ス
プリント界に新風を吹き込んだ。その前走に関して指揮官は「展開に恵まれた」としつつも、「あれで勝つんだから大したもの」と本質的には不向きと思える距離での、圧倒的なパフォーマンスを評価した。
ベストディスタンスに戻る今回は、舞台も
桜花賞や阪神Cを圧勝した阪神コースに変わり、条件は好転する。「阪神は何度か勝たせてもらっているし、楽しみにしています」と師も目を輝かせる。20年のス
プリント&マイルG1完全連対で、破竹のG1・3連勝へ-。揺るぎない自信がみなぎっている。
提供:デイリースポーツ