「
マイルCS・G1」(22日、阪神)
チャンプの座は譲らない。春の
安田記念以来、ぶっつけで臨む19年の覇者
インディチャンプが18日、切れ味抜群のアクションで栗東坂路を駆け抜けた。抑え切れない手応えで
ファンタジステラ(6歳2勝クラス)を追走。鞍上のGO
サインが出ると圧倒的な瞬発力の違いを見せつけ、2馬身差でフィニッシュした。
「しっかりと併せ馬ができたし、十分ですね。昨年の
マイルCSが過去一番良かったけど、それに匹敵するくらい良くなっている」。4F52秒3-38秒3-12秒2の優秀なタイムに、音無師も合格点を与えた。もともとが叩き良化型だけに、
スプリンターズSを右トモの筋肉痛で使えなかったのは大きな誤算。それでも、さすがは名門厩舎。しっかりと万全の態勢を整えた。
国内マイルG1・3連覇を狙った
安田記念は3着止まり。
グランアレグリアに3馬身差の完敗を喫した。「何とかリベンジを。昨年のようなレースができれば」と指揮官。19年の
最優秀短距離馬が雪辱に燃えている。
提供:デイリースポーツ