高知県競馬対策室は5日、06年度第3四半期の売上が黒字を確保したことを発表。年末年始の売上次第では廃止の危機があったが、当面は廃止を免れることとなった。
高知競馬は、03年度から四半期ごとの累積で赤字となれば廃止されることになっており、これまでは04年頃の
ハルウララによる人気で黒字を保ってきたが、ついに底を突き、年末年始の4日間で約750万円以上の収益を上げなければ赤字になるところだった。
31日の重賞・
高知県知事賞は
大井競馬場、
浦和競馬場、
船橋競馬場、
川崎競馬場、各オフト、各オープス、各ニュートラック、三条場外、益田場外と、高知以外の多くで発売。これが功を奏し、12月31日から1月3日の4日間で約1650万円の収益があり、06年度累積では約900万円の黒字を計上した。
しかし、次の四半期ではまた同様の課題が残されるわけであり、厳しい状況は変わらない。当たり前のことだが、今後もファンの馬券購入が存続を左右すると言える。