「
ジャパンC・G1」(29日、東京)
白い馬体がまぶしい。フランスの
ウェイトゥパリスが26日、東京競馬場で軽めの追い切りを行った。ダートコースで4F58秒0-42秒5-13秒8を記録。24日に競馬学校(千葉県白井市)のダートで5F65秒8-36秒7-11秒7を計時していることから軽めの内容となったが、体調の良さを感じさせる動きだった。
騎乗したフェイユ助手も「非常に良かった」と好感触だ。「予想以上に早く、新しい環境に慣れてくれた。私たちにとってはうれしいサプ
ライズ」。調整過程は順調と言っていいだろう。
19年フォワ賞では後の
凱旋門賞馬
ヴァルトガイストの2着に入り、
キセキ(3着)に先着した。7歳となった今年は成績がさらに上向き、
サンクルー大賞では鋭い末脚を発揮してG1初制覇。今回が引退レースで、来年からはアイルランドで種牡馬になるという。「
ウェイトゥパリスは戦士。闘争心があり、やる気になれば怖いものなしになる」。最後の戦場は、日本競馬界の結晶が集う府中。どんな走りでファンを沸かせてくれるのか楽しみだ。
提供:デイリースポーツ