北海道新冠郡新冠町にある株式会社優駿は、アメリカでチャンピオンホースを送って注目を集める
エーピーインディ系の人気種牡馬タピザー(2008年生まれの12歳、アメリカ・ケンタッキー産、鹿毛)を導入し、2021年シーズンより北海道新冠郡新冠町の優駿スタリオン
ステーションで供用することを決定した。
タピザーはアメリカで2歳〜4歳時に14戦してG1ブ
リーダーズカップダートマイル(ダート1600m)、G2サン
フェルナンドステークス(ダート1700m)、G3シャムステークス(ダート1700m)など6勝を挙げて、2013年よりケンタッキーのゲインズウェイ
ファームにて種牡馬供用された。
血統は父が
エーピーインディ系の人気種牡馬で、アメリカでチャンピオンサイアーに輝いたタピット(その父プルピット)、母はデ
ピュティミニスターの娘の
ウイニングコール。
牝系はG1セクレ
タリアトステークス優勝、G1
ケンタッキーダービー3着のパ
ディオプラード、G1ケンタッキー
オークス、G1ブ
リーダーズカップディスタフなどG1だけで5勝を挙げてアメリカ
最優秀3歳牝馬に輝いたアンタパブル、G1フューチュリティステークスを8馬身1/4差で圧勝し、種牡馬としても成功するキュヴェ、G1
ハリウッドダービーのオ
リンピオ、G1
NHKマイルカップの
ラウダシオン、それに本邦輸入種牡馬
パイロなどを送り出す注目のファミリーラインである。
種牡馬となって、その2年目の産駒から2018年のエクリプス賞
最優秀3歳牝馬に輝いた名牝で、G1ブ
リーダーズカップディスタフ(2勝)など15戦13勝(うちG1に7勝、2020年11月現在)ののち、ブ
リーダーズカップ翌日に開催されたファシ
グティプトンセールに上場されて約10億円(950万ドル)で落札されたことが話題となったモノモイガール(牝5歳)を出して脚光を集めた。
産駒はこれ以外にもG2ダヴォナ
デールステークス優勝でG1
エイコーンステークス3着のジェルトリン(牝4歳)、G3ウイニングカラーズステークスの
ハニーバニー(牝6歳)、G3デラウエア
オークスのプロジェクトウイ
スキー(牝3歳)、
JRAで4勝を挙げた
ゲキリン(牡6歳)などが活躍している。
タピザーは1月中旬に日本に到着予定になっている。なお、種付料に関しては後日発表される。
(株式会社優駿からのリリースによる)
ラジオNIKKEI