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【新春ペガサスカップ予想】明け3歳馬の東海重賞第1弾を制するのは!?

  • 2020年12月31日(木) 18時00分
 明け3歳馬の東海重賞第1弾で、昨年から名古屋の元日に開催されている。直前の12月30日に笠松で同世代の重賞「ライデンリーダー記念」が例年実施されるため、笠松の上位組はそちらに回ることがほとんど。今年で23回を数えるが、2002年の第4回大会のアイムクイーン(笠松・伊藤勝好)以外、すべて名古屋勢が優勝するのもそのため。笠松からの今年の参戦も2頭のみとなっている。

 Vバトルは名古屋のトップシーンをリードする◎ダイセンハッピーと○ブンブンマルがけん引する。2頭は世代最初の重賞、昨年10月のゴールドウイング賞ですでに対戦。中団から上昇し始めたブンブンマルの仕掛けに合わせて、ダイセンハッピーが2番手から早めのロングスパートを敢行。1馬身抑えて重賞初制覇を飾ったダイセンハッピーが、セールスポイントの高く安定した先行力と操縦性の高さをアピールした。その後それぞれ別のレースを1走し、ともに勝利で飾り、21年のファーストランを迎える。

 過去のVデータはダイセンハッピーを後押しする。最近5回(16年は降雪で3月に実施されたため、15年、17年〜20年)の優勝馬3頭のローテは、12月若獅子特別をステップにしていた。データはひと息入れ、ミニ放牧明けのブンブンマルより、若獅子Vから臨むダイセンハッピー優位に働く。前走は首差辛勝と、もの足らない勝ちっぷりだったダイセンハッピーだがあくまでも前哨戦。軽めのメニューだった前走から中間は調教強化し、追い切り気配もアップする。マイル戦では不利な大外枠スタートになったが、降雪、降雨などで軽い馬場になればダイセンハッピーの先行力がいっそう生きそうだ。

 ただ前走の勝ちっぷりと成長度はもちろん、ブンブンマル。前走はエンジンが掛かりだした直線から全身のフォームが沈んで推進力が増し、7馬身差完勝劇。随所にミニ放牧に出され、良化しているのは明らかで逆転は十分。

 3番手評価は笠松の▲ベニスビーチ。道中ズブいタイプだが直線で決まって末脚を伸ばしてくる。前走の準重賞・ジュニアキングV同様のマイル戦は歓迎材料で、道営1勝馬と能力の裏付けもある。初の輸送競馬であり、パドックで気配チェックを忘れずにしたい。名古屋2強とは勝負付けが済んだ印象はあるが堅実タイプの△ヌーベルアヴニール、△ユキプロスパーも2、3着なら。

 馬券は3連単12⇔7→2、12⇔2→7を本線に、7⇔2→12、そして12⇔7→5・11、12→5・11→7と攻めたい。

(文=西尾敦)

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