1月3日(日)
川崎競馬場で
報知オールスターカップが開催される。南関東競馬で新年最初に行われている重賞で、このレースの優勝馬には月末に行われるダート
グレード競走
川崎記念への優先出走権を手にすることができることからも注目の一戦だ。
舞台となる川崎2100mはスタートしてから最初のコーナーまでは400mあるためそれほど枠順による有利不利は見られないが、小回りできついコーナーを6回通るため淡々とした流れになりやすくスタミナと先行力がある馬が有利な傾向にある。後方からレースをする場合でも最後の直線を向くあたりではある程度の位置にいないと厳しく、実際に過去10年の当該レースをみても連対馬20頭は4コーナー地点で6番手以内にはいた。
新年最初の重賞タイトルを手にすべく、今年は南関東所属の12頭と他地区からの遠征馬2頭が名乗りを上げた。
その中でまず紹介したいのが
タービランス。このレースでは19年2着に引き続き、20年もハナ差の2着に涙を飲む結果となったが、地方馬同士の重賞では崩れのない走りは折り紙付きで先行力があるのも魅力。これまで8歳馬からも2012年
スターシップ、2020年
オールブラッシュなどが勝利しているし今年こそは勝利を掴みたいところ。
また
ストライクイーグルは19年
東京記念、20年
ブリリアントカップ、
大井記念と中長距離の重賞で3勝を挙げている。2走前には
日本テレビ盃でいつもより後ろからの位置取りでのレースになりながらも直線で脚を伸ばし3着と好走した。昨年は流れが向かない中でも4着に粘ったし2度目の挑戦で巻き返しを狙う。
リッカルドは18年に中央から移籍するといきなり重賞4連勝を達成して南関東のスター候補に躍り出た。その後重賞Vはないものの近走崩れなく走っているし、2走前の
埼玉新聞栄冠賞では
タービランスのコンマ1秒差の2着になっていることからこのメンバーでも差はない。
15年
東京大賞典などGIを3勝していて実績でトップクラスなのは
サウンドトゥルー。3走前の
東京記念では中団からレースを進めて2周目の3〜4コーナーで前に並びかけて直線で先頭に立つと、後続馬を大きく引き離して7馬身差をつけて快勝した。この2戦より相手関係もだいぶ緩和されるしここなら通用。
そのほか年明け4歳となり古馬の仲間入りを果たした
東京ダービー馬
エメリミット、
東京ダービー2着の
マンガン、
羽田盃の勝ち馬
ゴールドホイヤーと伸び盛りの4歳馬たちもチャンスは十分。
(文:「勝馬」記者・豊岡加奈子)
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