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【京都金杯展望】中京で行われる西の開幕重賞、注目はあの馬

  • 2021年01月02日(土) 18時10分
 今年、西の金杯は中京マイルで開催される。一線級が休養に入る時期のハンデ戦ということもあってか混戦になりやすく、過去10年中9年で重賞未勝利馬が制する結果となっている。

1.前走GI組に妙味無し

 過去10年、前走でGIを走った馬は[2-3-1-20]で複勝率23.1%。率こそまずまずだが、回収率は単勝が20%、複勝も41%しかない。昨年は1番人気に推されたカテドラルが17着に終わり、一昨年も2番人気サラキアと3番人気カツジが、16年も1番人気のトーセンスターダムが、15年も1番人気のグランデッツァが前走GIからの臨戦で人気を裏切っている。

2.前有利か

 2020年9月〜12月に行われた中京芝マイルの古馬混合戦の成績を4角位置取り別で見てみると、4角5番手以内が[5-5-3-30]で連対率23.3%、複勝率30.2%なのに対し、4角5番手以下は[3-4-6-65]で連対率9.0%、複勝率16.7%。差し馬は2.3着までというケースが多かった。

3.過去の種牡馬別成績

 コースが改修された2012年3月以降に行われた中京芝マイルの古馬混合戦の成績を、種牡馬の連対率順(最小レース機会数15回)で見てみると、上位は、ロードカナロアアドマイヤマックスアドマイヤムーンキングカメハメハマヤノトップガンハービンジャーディープインパクトダイワメジャーハーツクライマンハッタンカフェの順。父がサンデーサイレンス系ではない種牡馬の活躍も多い。


 レッドガラン北村友一騎手と手が合っているようで、コンビを組んだレースでは、コーナーが4つだった鳴尾記念以外は1・1・3着と安定して走っている。近走はゲートもしっかり出て好位を取れるようになっているし、左回りも問題ない。重賞でも改めて注目したい。

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