野路菊Sを勝ち、デイリー杯2歳Sは2着だったホウオウアマゾン(栗東・矢作芳人厩舎)。今朝9日は次走予定の朝日杯FS(12月20日・阪神芝1600m)に向けた1週前追い切りを行っている。

　CWコースで松山弘平騎手が跨り、3頭併せの真ん中。前にエントシャイデン、後ろにキングオブドラゴンという隊列だったが、前とは2馬身ちょっとの差で向正面を15秒を切るようなラップで駆け抜けていく。

　最後の直線に向いたところで前へ並びかけようとした時にキングは少し遅れて、ホウオウがエントに追いつくかどうかという感じ。じわじわと差が詰まっていくものの、前も攻め駆けする馬。簡単に追い抜くというわけにはいかなかったものの、手応えに余裕がある形で、ゴールは同入したように見えた。

　時計は6F82.7〜5F67.9〜4F53.3〜3F38.8〜1F12.5秒。特別速い時計ではないものの、いい持続力を見せたという動き。これまでのレースでも逃げたり先行して速い上がりでまとめているが、それがなるほどと思う動き。今回も順調にレースへ向けて進められているといったところだろうか。