13日に行われる
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI)の舞台となる阪神芝1600m外。このコースについて解説していく。
阪神コースは2005年から2006年にかけて改修工事が行われ、新装オープンは2006年末の開催。新コースで最初のGIとなったその年の
阪神ジュベナイルフィリーズは、
ウオッカが1.33.1の好タイムで制している。
上記のコース改修に伴い、阪神芝コースは外回りが新たに設けられ、外回りの一周距離は2089mと、右回りで最も大きな競馬場へと生まれ変わった。外回りコースの直線距離は473.6mで、ゴール前には高低差1.9mの急坂が待ち構えている。
芝1600m外は向正面からのスタート。444m走って3コーナーへ突入する。4コーナー手前からゆっくりと下っていき、残り200m地点から急坂となっている。コーナー2回のいわゆる「ワンターン」のコースだ。
コース改修によって、
パワー重視から直線での瞬発力重視のコースへと変貌を遂げた。また、旧コースでは外枠の不利が取り沙汰されることが多かったが、新コースでは内外の有利不利は解消されている。
旧阪神コース時代は1分35秒台の決着が多かったが、改修後は1分34秒台決着が標準的。そして、絶好の馬場状態で行われた昨年は
レシステンシアが1.32.7のレコードで逃げ切り勝ちを収めている。
阪神ジュベナイルフィリーズは6回阪神の4日目。6回阪神は前半2日間がAコース、後半6日間がBコースでの施行。したがって
阪神ジュベナイルフィリーズはBコース替わり2日目ということになる。11日間連続で使用されたAコースからBコースに替わる週なので、まずは傾向の変化をしっかりチェックする必要があるだろう。
ただし、連続開催とはいえ、先週の段階でもしっかり時計が出ていた。今週も時計・スピード重視を基本姿勢としたい。