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【有馬記念 馬齢データ分析】安定して強い3・4歳馬の傾向の違いと、近年は少なくなった高齢馬の一発

  • 2020年12月16日(水) 22時30分
 27日に中山競馬場で行われる第65回有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)について、馬齢別に検証していく。

 過去20年で3歳馬は7-6-4-46、4歳馬は8-7-3-53で、それぞれ【勝率・連対率・複勝率】は【11.1%・20.6%・27.0%】と【11.3%・21.1%・25.4%】であり、サンプル数も率もほとんど同じ。そこに違いを見つけるのであれば、3歳馬で6番人気以下から馬券圏内に来たのは14年トゥザワールド(9番人気2着)、10年トゥザグローリー(14番人気3着)の兄弟のみだが、4歳馬からは勝ち切った15年8番人気のゴールドアクター、07年9番人気マツリダゴッホのほか、12年2着オーシャンブルー(10番人気)、11年2着エイシンフラッシュ(7番人気)、同3着トゥザグローリー(9番人気)、02年3着コイントス(8番人気)の例があり、4歳馬の方が激走傾向が見られるというところ。

 5歳馬は5-4-8-76。つまり1着馬が現れる馬齢はここまで。ただ、もっとも多くの頭数が出走してきた馬齢でもあり、率は【5.4%・9.7%・18.3%】と、3・4歳馬よりもかなり下がってしまう。勝利した5頭中4頭が1〜2番人気、残る1頭も4番人気。5番人気以下の5歳馬は0-3-3-60【0.0%・4.5%・9.1%】と、かなり厳しくなる。また、前走着順からの巻き返しという点では09年勝ち馬ドリームジャーニー天皇賞・秋6着(0.8秒差)から巻き返したのが最大で、そのほかの勝ち馬は前走4着以内。加えて、前走1秒以上負けた馬から1着馬は出ていない。5歳馬に関しては「前走負けすぎていない、今回上位人気の馬」という辺りがポイントか。また、3着が一番多いのも5歳馬となった。

 ここまでの3世代で20-17-15-175と馬券圏内のほとんどを占めている。今年の登録は6歳馬までとなっているが、参考までに7歳馬は0-2-2-21、8歳馬は0-0-1-7。馬券に絡んだ5頭中4頭が10番人気以下だった。ただし、このケースで最新のものは09年の8歳馬エアシェイディの11番人気3着が最新。近年のトレンドからは外れている。今年4頭が登録している6歳馬の馬券絡みも18年9番人気3着のシュヴァルグランがあるものの、その前は6歳のダイワメジャーが6番人気3着になった時まで遡る必要がある(6歳馬全体では0-1-2-36)。

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