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【有馬記念】ワールドプレミア、上昇ムード 前走6着も友道師前向き「上積みある」

デイリースポーツ
  • 2020年12月18日(金) 06時00分
 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 11カ月半ぶりのジャパンCをひと叩きされたワールドプレミアが17日、栗東CWで1週前追い切り。6F84秒1-39秒4-12秒8とタイム自体は水準だったが、見た目のアクションはひと息に映った。

 騎乗した藤岡康(レースは武豊)の「最後サラッと。コース追いが得意じゃないのか、シャープな動きとはいかなかったけど、背中の感じは問題ない。ここから上がっていければ」という言葉からも、まだ万全ではないことがうかがえる。

 ただ、コース追いを敢行できたのが、順調であることの何よりの証明。動きを見守った友道師は「(ジョッキーを乗せて)CWでの速い追い切りは1年ぶり。その分があったかな。このひと追いで変わると思うし、脚元の心配がないのが何より」と前向きだ。「上積みはあると思う」と前進を見込んでいる。

 ジャパンCは6着だったが、長期休養明けだったことを考えれば、悲観する必要はない。「前走はようやく間に合った感じでした。それでも、競馬内容は良かったと思う」と指揮官。一度使って挑むグランプリレースに向けて「中山の芝2500メートルは決して合っているとは思わないが、去年3着に来ているからね。あとはジョッキーに任せます」と武豊の手綱に信頼を寄せる。

 今年はここまで4歳牡馬によるG1勝利がないが、弱い世代とは言わせない。菊花賞馬が意地を見せる。

提供:デイリースポーツ

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