「
有馬記念・G1」(27日、中山)
11カ月半ぶりの
ジャパンCをひと叩きされた
ワールドプレミアが17日、栗東CWで1週前追い切り。6F84秒1-39秒4-12秒8とタイム自体は水準だったが、見た目のアクションはひと息に映った。
騎乗した藤岡康(レースは
武豊)の「最後サラッと。コース追いが得意じゃないのか、シャープな動きとはいかなかったけど、背中の感じは問題ない。ここから上がっていければ」という言葉からも、まだ万全ではないことがうかがえる。
ただ、コース追いを敢行できたのが、順調であることの何よりの証明。動きを見守った友道師は「(ジョッキーを乗せて)CWでの速い追い切りは1年ぶり。その分があったかな。このひと追いで変わると思うし、脚元の心配がないのが何より」と前向きだ。「上積みはあると思う」と前進を見込んでいる。
ジャパンCは6着だったが、長期休養明けだったことを考えれば、悲観する必要はない。「前走はようやく間に合った感じでした。それでも、競馬内容は良かったと思う」と指揮官。一度使って挑む
グランプリレースに向けて「中山の芝2500メートルは決して合っているとは思わないが、去年3着に来ているからね。あとはジョッキーに任せます」と
武豊の手綱に信頼を寄せる。
今年はここまで4歳牡馬によるG1勝利がないが、弱い世代とは言わせない。
菊花賞馬が意地を見せる。
提供:デイリースポーツ