1998年の
ブリーダーズカップクラシック(米G1)覇者
オーサムアゲイン(
Awesome Again)が死亡したことがわかった。26歳。けい養先であるアメリカの功労馬施設、
オールドフレンズが現地時間16日、発表した。
オーサムアゲインは
父Deputy Minister、
母Primal Force、母の
父Blushing Groomという血統のカナダ産馬。半弟は
Macho Uno。
アメリカのD.
ホフマンズ厩舎の管理馬として、1997年5月にデビュー。初陣は3着に敗れたがそこから未勝利戦、カナダのダービーに相当するクイーンズプレート、
ジムダンディS(米G2)と3連勝を果たす。
その後、2連敗を経てP.バーン厩舎に移籍すると、翌1998年は6戦6勝の快進撃。引退レースとなった
BCクラシックは
シルバーチャーム、スウェイン、
コロナドズクエスト、
スキップアウェイなどの強豪を破っての勝利だった。通算成績は12戦9勝(うち重賞6勝)。
引退後は種牡馬となり、
ゴーストザッパー・
ゲームオンデュード・
ジンジャーパンチ(
ルージュバックの母)など数々の名馬を輩出。日本では
ルージュバックのほか、
ミラクルレジェンド・
ローマンレジェンド姉弟の母の父となっている。
昨年をもって種牡馬を引退。今年10月に
オールドフレンズへ移動したばかりだった。