2015年3月に判決が下った「大阪の外れ馬券裁判」を覚えているだろうか。
3年間で28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得た男に対し、10億円以上もの税金を支払うことが求められた裁判だ。結果、彼の購入方法に限っては「外れ馬券は経費」と認定されたが、世間の注目は判決内容よりもその錬金システムに向けられた。
あれから5年。追加納税額まで支払い終えた男は“卍”という名で、錬金システムで算出された指標「卍指数」を公開している。いまや
競馬予想の世界では名の知れた存在となっている卍氏に、競馬で勝つためのコツを聞いてみた。
「競馬で勝つためには過小評価されている馬を買わなければいけません。例えば前走着順なら、前走2着や前走3着の馬は当たる確率が高いので多くの人が買いたくなります。でも、たくさん買われるぶん回収率は低くなります。一方で、馬券に絡んでないけど大きく負けていない前走4-9着あたりの馬の回収率は高くなります。このような
ファクターを数十個採用して、世間から過小評価されやすい馬を指数化したのが卍指数なんです」
さらに、週末に行われる
有馬記念のポイントも聞いた。
「卍指数は開催日の前日にならないと算出できないので、代わりに『妙味度』という指標を使って説明します。妙味度は過去データの分析結果に基づいて、騎手、種牡馬、厩舎(調教師)の3つの
ファクターから算出される配当的妙味を示す指標です。妙味度が高い馬は、的中率のわりに配当が高く、配当的妙味が高くなります。
今年のメンバーだと、
ワールドプレミアと
ラヴズオンリーユーの妙味度が高くなっています。人気馬のうちで妙味度が最も高い馬を軸馬にして、妙味度が比較的高い他の馬に流す馬券が有効なので、軸にするなら
ワールドプレミアでしょうか」
また、
有馬記念のコースは枠順にも注意が必要だという。
「1枠と2枠(とくに馬番1-3番)の回収率の期待値が高く、逆に7枠と8枠は低くなっています。的中率だけでなく回収率で見ても明らかに内枠有利の傾向があるので、1枠か2枠の馬を軸馬として1-6枠の馬に流す馬券が有利です」
枠順を含めた数十を超える
ファクターに基づいて算出される「卍指数」は、
有馬記念の前日または当日にnetkeiba.com「
ウマい馬券」にて「卍・指数版」として配信されるので注目してほしい。
(取材・文・構成=
オーパーツ・パブ
リッシング 編集K3)
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