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【有馬記念予想】 堅く収まるのは避けられない!? 今年のグランプリを攻略するための3つの条件とは?/JRAレース展望

  • 2020年12月21日(月) 19時33分
 競馬界の1年の総決算ともいえる有馬記念。「有馬良ければすべてよし!」の格言の通り、有馬記念を的中させることは特別なもの。そんな有馬記念の予想を考えるうえで、私がとくに重要視する点は次の3点です。

【1.フレッシュであるべし!】

 過去5年の有馬記念の3着以内馬15頭の前走の間隔を見ると、中6週以上が9頭、前走ジャパンCで5着以内が6頭と、間隔をあけている馬(とジャパンCで戦えていた馬)が来ていることがわかります。

 昨今は外厩設備の充実、育成技術の進化によって休み明けでもキッチリ能力を発揮できる馬が多くなり、叩き〇戦目という言葉は死語になりつつあります。まずは、フレッシュで有馬記念をメインに焦点を合わせてきているかで、今年の出走馬をふるいにかけていきたいと思います。

【2.牝馬>牡馬のトレンドに逆らうな!】

 今年の古馬中長距離GIを見ると、5戦中4戦で牝馬が勝利。今までも名牝と呼ばれる牝馬が、強い牡馬を負かすところは何度も見てきましたが、年間を通して複数の牝馬がこれだけ中長距離GIで優勢だった年はありませんでした。

 今回、ラッキーライラック(大阪杯)、クロノジェネシス(宝塚記念)と牡馬を負かした牝馬の2頭が出走を予定しており、その馬たちと接戦を繰り広げていたカレンブーケドールサラキアラヴズオンリーユーといった牝馬もエントリーしています。前述した今年のトレンドを考え、牝馬>牡馬の傾向は重要視して予想を考えたいと思っています。

【3.内枠有利のセオリーを重視!】

 有馬記念が行われる中山2500mはトリッキーなコース形態で他のGI以上に枠、脚質が重要なレースです。昨年の有馬記念のような特殊な展開(3角で後方7頭にいた馬が上位7着までを独占)はレアケース。

 基本的には内寄りの枠である程度ポジションを取り、4角で5番手以内にいるのが有利なコースです。枠は今週木曜日に発表となりますので、逃げ-好位が予想される馬が6番より内の枠に入った場合は評価を上げたいと思います。

 以上3点を踏まえ、今年の有馬記念の出走馬を眺めると上位人気が予想される3頭(フィエールマンクロノジェネシスラッキーライラック)は1で書いたフレッシュさを持っており、うち2頭は2で書いたトレンドの牝馬。上位勢がかなり強力な印象です。

 とはいえ、3で書いたように中山2500mはトリッキーなコースで紛れる可能性も十分。トレンドの牝馬や枠順次第で、3の傾向に合致しそうなバビットなど、思わぬ伏兵の台頭も十分に考えられますので、3点のポイントを中心に最終見解まで大いに悩みたい(楽しみたい)と思っています。
(文=マジックウマ)

現在、有馬記念予想特集ページを公開中! 2020年のGIはとにかく1番人気が強いという印象でしたが、調べてみると意外な発見が…! 以下よりぜひご覧ください。

1番人気がめっぽう強い今秋のGI戦線。波乱傾向の強い有馬記念も、1番人気が勝利するのか? 暮れの大一番をプロ予想家だけでなく、競馬好きの芸能人が大胆予想! 今年の締めくくりは『ウマい馬券』で楽しもう!

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