「レース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
12月23日、
浦和競馬場で行われる
ゴールドカップで現役を終える事が決まった
ブルドッグボス。
昨年はJBCス
プリントを見事な差し切り勝ちで、
フジノウェーブ以来となる地方所属馬としての同レース制覇となった。2019年のNAR4歳以上最優秀牡馬、NAR
最優秀短距離馬、NAR
グランプリ年度代表馬に選出された。
今年のJBCス
プリントは地方馬初の連覇を狙うも、スタート後につまずき痛恨の出遅れ。最速の上がりで挽回したが惜しくも3着。レース後、
御神本訓史騎手は「スタートでつまずいた。あれだけ出遅れてはどうにも。勝てたレースだったが」と悔しさをにじませた。
屈腱炎で1年以上休養するなど、決して順風満帆な競走生活ではなかったが、見事に復活をとげた。歳を重ねてもなお力のあるところを見せ、南関東を代表するス
プリンターとして活躍。
まずは無事にレースを終え、さらに
ゴールドカップを連覇し有終の美を飾ってほしい。そして種牡馬として、
ブルドッグボスをほうふつとさせるような子供たちをたくさん送り出し、できれば南関東所属でJBCス
プリント父子制覇を期待したい。その姿を写真に収める日を楽しみに待ちたい。(南関東競馬担当)
提供:デイリースポーツ