27日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ステイゴールド。5回で
キングカメハメハが続き、4回で
ハーツクライが続く。
ディープインパクト産駒は「2-0-1-10」。14年1着
ジェンティルドンナ、16年1着
サトノダイヤモンド、19年3着
ワールドプレミア、と好走した3頭はいずれもクラシックレースの勝ち馬。同産駒としては上位人気の支持を受けることが少なく、1〜4人気「2-0-1-0」、5人気以下「0-0-0-20」と人気によっても取捨しやすい印象を持つ。今年は
カレンブーケドール、
サラキア、
フィエールマン、
ラヴズオンリーユー、
ワールドプレミアの5頭が出走予定。
今年のファン投票1位に輝いた
クロノジェネシスは初出走となる
バゴ産駒。同産駒は下級条件を含めても、19年
日経賞の
ブラックバゴ(7人気8着)しかコース出走例がない。なお、父系を
Blushing Groom系と括れば96年
サクラローレル(
父Rainbow Quest)が勝ち馬となっている。
同じく初出走となる
オルフェーヴル産駒からは
オーソリティ、
オセアグレイト、
ラッキーライラックの3頭が出走予定。父はラストランとなった13年
有馬記念で2着に8馬身差を付ける圧巻のパフォーマンスを披露しており、好相性を示す
ステイゴールド系としても動向が注目される。
ハービンジャー産駒は「1-0-0-1」。出走例はどちらも18年の
有馬記念で、
ブラストワンピースが3人気1着、
モズカッチャンが4人気8着という成績を残した。今年は
ブラストワンピースと
ペルシアンナイトの2頭が出走予定。