「
有馬記念・G1」(27日、中山)
確かな上積みを加えて、昨年超えへ。昨年の
菊花賞馬
ワールドプレミアは栗東CWで最終リハ。馬なりのため6F83秒9-39秒8-12秒8と目立つ数字ではなかったが、久々を叩いて明らかに動きの軽さは前走以上だ。
武豊は「気分良く走ってくれた。前走はその週の追い切りでようやく態勢が整った感じだったけど、今回の方が余裕を持って臨めますから」と笑みを浮かべる。前走はレース前のイレ込みが激しかったが、友道師は「
リセットされている。落ち着きを取り戻していると思います」とガス抜き成功を喜んだ。
昨年は4番人気に支持されるも、主戦は「あのメンバーでは厳しいと思っていた」と半信半疑だったよう。しかし、鋭く追い込んで3着と期待以上のパフォーマンス。「今後が楽しみになるレースでした」と評価を上方修正した。その後は脚部不安で休養が長引いたが、“世紀の一戦”
ジャパンCを6着にまとめて、また暮れの
グランプリに戻ってきた。
「こういう距離が合っているし、舞台としてもいい」と
有馬記念4勝目を目指すユタカは腕ぶす。叩いて本来の姿を取り戻した今回、復活Vがあっても驚けない。
提供:デイリースポーツ