27日、中山競馬場で行われた
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)は、中団追走から前に取り付いていった
北村友一騎手騎乗の1番人気
クロノジェネシス(牝4、栗東・
斉藤崇史厩舎)が、好位追走から一旦は先頭に立った2番人気
フィエールマン(牡5、美浦・
手塚貴久厩舎)を直線で捕らえ、さらに外から猛然と追い上げてきた11番人気
サラキア(牝5、栗東・
池添学厩舎)も抑えて優勝した。勝ちタイムは2分35秒0(良)。
【豆知識】
◆
クロノジェネシスの馬体重は474kg(前走比+10)。452kgの
秋華賞(+20)、460kg(+12)の
京都記念、464kg(+10)の
宝塚記念に続き、2桁増時は4戦4勝となった。
◆姉の
ノームコアも13日に
香港C(香G1)を制覇。姉妹による同一月
JRA・海外GI制覇は初。同一年GI制覇の時点で2011年の
ブエナビスタ(
ジャパンC)、
ジョワドヴィーヴル(阪神JF)姉妹に続く2例目だった。
◆牡牝混合の
JRAGIで牝馬は今年9勝目。
グランアレグリアが3勝、
アーモンドアイ・
クロノジェネシスが2勝をあげた。これまでの年間最多勝は2008年の5勝だった。
◆牡牝混合の
JRAGIで牝馬ワンツーは今年4回目。通算では10回目。
有馬記念の牝馬ワンツーは初。
◆馬主のサンデーレーシングは今年
JRAGI・9勝目。7勝時点で同一馬主の年間最多勝記録を更新していた。
◆生産者のノーザン
ファームは1〜5着独占(5着はノーザンF産
ワールドプレミアと、社台F産
カレンブーケドールが同着)。
JRAGIは
天皇賞・秋の
アーモンドアイから9連勝。芝1600m以上・古馬混合のGIでは、
2018年
宝塚記念の
ミッキーロケットから26連勝。
◆
有馬記念で日本人騎手のワンツーは2013年の1着
オルフェーヴル(
池添謙一騎手)、2着
ウインバリアシオン(
岩田康誠騎手)以来7年ぶり。
◆上がり最速は2着
サラキアの35秒4。次位は1着
クロノジェネシス、7着
ペルシアンナイトの36秒2。
◆レースの上がりは36秒6。
有馬記念で勝ちタイムが2分35秒以上、かつレース上がりが36秒以上要したのは初。
※データは注記のあるものを除き1986年以降。