2015年から2017年までは掲示板すべてが
JRA勢独占だったが、2018年に1頭、2019年には2着、3着がNAR勢という結果に。これには
チャンピオンズCに出走した馬たちが、レース間隔が詰まることを避けることによる、メンバーレベルの低下を挙げることができる。
実際、今年の出走馬だと3頭は重賞を勝っていないし、今年重賞を勝っている馬は3頭しかいない。
JRA勢の実績と勢いを考えれば、今年もNAR勢が馬券に絡んでくるシーンは十分に考えることができるだろう。
ただNAR勢も過去に大井ダート2000mのGI、つまり
帝王賞や
東京大賞典に出走して、掲示板前後の経験があることは重要。昨年2着
ノンコノユメは
JRA所属時代にも、現在の荒山厩舎所属時にも
帝王賞と
東京大賞典に出走し、馬券圏内の経験がある。3着
モジアナフレイバーに関しては、3歳時の
東京大賞典が9着、4歳になっての
帝王賞が5着と使いながら確実に上昇してきていた。
また、今年は
JBCクラシックが大井ダート2000mで開催されたことで、そこで4着した
ミューチャリーが上位争いの候補になりそう。
とはいえ、やっぱりここは
オメガパフュームの“
東京大賞典連覇”実績は抜けている。大井ダート2000mも[3-3-0-0]という実績だが、ここに「最終追い切りが栗東坂路で単走」という調教条件を加えると[3-0-0-0]となる。そして、今回の最終追いが栗坂で単走なので、これは3連覇に向けて盤石の仕上げ、という見方でよいだろう。
ただ、それでは馬券が面白くないという穴党も多いはず。調教捜査官としては、もし3連覇を阻止できるとすれば、オメガが連覇した調教パターン。これしかないような気がする。
(文=井内利彰)
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