「
中山金杯・G3」(1月5日、中山)
充電完了だ。20年の牡馬クラシック戦線で、有力候補の一角に名を連ねた
ダーリントンホールが新春重賞で復帰。木村師が「厩舎では、この(明け4歳)世代のエースだと思っている」と期待する
ニューアプローチ産駒が、新たな飛躍に向けてスタートを切る。
共同通信杯で重賞初Vを決めたものの、クラシック本番はG1の壁にはね返された。「春は疲労が心配だったけど、ダービーまでよく頑張ってくれた」と指揮官。夏場は北海道で英気を養い、じっくりと時間をかけて態勢を立て直した。12月に復帰するプランもあったが、万全を期しての年明け再出発だ。
中間は
有馬記念に出走した
オーソリティの調教パートナーを務めるなど、乗り込みは順調に進んでいる。23日の美浦Wでは長めから
ブレッシングレイン(3歳1勝クラス)と併せ馬を行い、6F85秒8-12秒4を計時した(併入)。トレーナーは「一度完全に緩めた分、気持ちに体がついてこないところがあったけど、だいぶ体力と筋肉が戻ってきた」と上々の仕上がりを伝えた。
鞍上は引き続きM・デムーロを予定。師は「ダービーの敗因が距離なのかどうか半信半疑な部分はある。ただ、レースの前半に進んでいかない面などは、しっかりと修正したい」ときっぱり。再びG1の大舞台へ舞い戻るためにも、21年最初の1歩目でつまずくわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ