2日、
帯広競馬場で行われた第43回帯広記念(4歳上・重賞・200m・1着賞金500万円)は、第2障害を5番手でクリアした
鈴木恵介騎手騎乗の1番人気オレノココロ(牡11、ばんえい・
槻舘重人厩舎、積載重量910kg)が、先行各馬を最後に差し切り、2着の5番人気メジロゴーリキ(牡7、ばんえい・
松井浩文厩舎、積載重量900kg)に0.4秒差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分50秒9(馬場水分1.2%)。
騎乗した
鈴木恵介騎手は2年ぶり5度目、管理する
槻舘重人調教師はを2年ぶり6度目の帯広記念優勝を飾った。
【
鈴木恵介騎手のコメント】
「久々にこの馬の持ち味を活かせる重たい馬場になりました。900kgを超えた重量なのでこの馬にとってゆったりとした最高の流れでした。降りてからの脚がある馬なので、なるべく早くクリアできれば勝機はあると考えていました。
コウシュハウンカイ号が思った以上にゴール前まで粘っていたので、『ギリギリ交わせるかどうか』というくらいでしたが、最後は『つかんだ』という手応えはありました。今年度は悔しい2着ばかりだったので、帯広記念でBG1を獲れホッとしています。コンディションを最高に整えてばんえい記念連覇を目指します」
【
槻舘重人調教師のコメント】
「今シーズン初めての重賞優勝なので勝てて嬉しいです。ずいぶん重たい馬場だったので、第二障害を上手く越せたらいいな、という思いで見ていました。
今までも状態は悪くはなかったのですが、流れが速かった分なかなか勝ちきれず、重賞では2着・3着が続き悔しい思いをしていました。夏の暑さに弱いので、今年の夏は休ませて体調面を整えました。この馬は寒さと高重量戦が得意なタイプなので、これを弾みに年度末の大一番に臨みたいです」
(ばんえい十勝のリリースより)