「
愛知杯・G3」(16日、中京)
所有するキャロットクラブの規定により、現役を続けられるのは6歳の3月末まで。残された時間は少ない。“一走入魂”の
センテリュオが13日に栗東坂路で最終リハ。1本目を4F71秒2で駆け上がって馬体をほぐすと、2本目の本追い切りへ。しっかりと追われて4F53秒7-38秒7-12秒5で締めくくった。
高野師は「動きは変わりなくいいですし、走れるいい体をしています。この年齢になって調子の変動の幅が少なくなってきました」と、ハイレベルで安定した姿に目を細めた。
昨秋の
オールカマーで重賞初制覇。牝馬限定のG3なら地力は上位となるが、「展開に左右されるタイプ。中京芝2000メートルは後ろから追い込めるコース形態でもないですし、馬自身も左回りの実績がないですから」と慎重に構える。
「あとはこの馬のポテンシャルの高さと、鞍上の技量に任せます」と指揮官。コンビを組むのは4年連続リーディング、先週の
フェアリーSでも
ファインルージュをVに導いたルメール。信頼の置けるパートナーを背に、2つ目のタイトルを頂く。
提供:デイリースポーツ