16日に中京競馬場で行われる
愛知杯(4歳上・牝・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、小倉芝2000mで代替開催された2020年は除いている。また、2012〜2014年は12月に施行されていた点、2015年は休止だった点に注意。
中京競馬場のコース改修後の9年間(全7回)、馬番別では最多となる3回の馬券絡みが8番。2回で4番、5番、7番、11番、15番が続く。一度も馬券絡みを果たせていないのは、3番、6番、9番、14番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-1-10 複勝率16.7% 複勝回収率46%
2枠 1-0-0-12 複勝率7.7% 複勝回収率60%
3枠 1-1-0-12 複勝率14.3% 複勝回収率123%
4枠 1-2-2-9 複勝率35.7% 複勝回収率165%
5枠 1-0-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率43%
6枠 2-0-0-12 複勝率14.3% 複勝回収率52%
7枠 1-2-1-15 複勝率21.1% 複勝回収率52%
8枠 0-1-2-16 複勝率15.8% 複勝回収率151%
【1〜5人気】
1枠 0-1-0-3 複勝率25.0% 複勝回収率50%
2枠 0-0-0-5 複勝率0.0% 複勝回収率0%
3枠 0-0-0-1 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4枠 0-0-2-3 複勝率40.0% 複勝回収率88%
5枠 0-0-1-3 複勝率25.0% 複勝回収率57%
6枠 1-0-0-5 複勝率16.7% 複勝回収率31%
7枠 1-2-1-3 複勝率57.1% 複勝回収率142%
8枠 0-0-0-3 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6番人気以下のベタ買いでも単複回収率100%超え、7回全てで6番人気以下が馬券絡みを果たしている波乱含みの一戦。1〜5番人気に絞って枠順別成績を見てみると、内目の1〜3枠で馬券に絡んだのは1頭だけ。タフなコース設定だけに、内枠で揉まれこむと不安ということか。人気馬はスムーズに流れに乗りやすい中枠から外目の方が安心感がある。
人気薄も含め、極端な内枠よりも中枠優勢の一戦だが、10番人気以下で馬券に絡んだ超人気薄7頭中3頭が8枠からの発走だった。13年14番人気2着の
キャトルフィーユ、13番人気3着の
コスモネモシンは外枠からスッと好位につけて粘り込んでおり、今の前有利の馬場状態でも、このパターンは侮れないところだ。