「
愛知杯・G3」(16日、中京)
2番人気の
マジックキャッスルが、中団から末脚を伸ばして鮮やかな勝利。2019年7月の新馬戦(福島)以来となる久々の勝ち星が、待望の重賞初制覇となった。
そのデビュー戦から3戦連続で騎乗し、19年ファンタジーS2着以来のコンビとなった戸崎圭は、「道中をいい感じで走れたので、自分から動く強気なレースをしました。最後もよく伸びてくれましたね」と会心の騎乗に表情が緩んだ。
この日はプラス12キロで自己最高の444キロ。それでも太め感は全くなかった。国枝師は「昨春はワンパンチが足りなかったけど、秋からグングン成長してくれた。外が伸びない馬場でも差し切ってくれましたから」と勝ちっぷりを高く評価した。
今後について指揮官は「春はヴィクトリアM(5月16日・東京)を目標に。その前にどこか1度レースを使うことになるかな」とプランを明かす。厩舎の金看板だった
アーモンドアイは引退したが、
カレンブーケドール、
サトノレイナスと牝馬のオープン級がズラリとそろう国枝勢。21年も重賞の舞台で存在感を大いに見せつけてくれそうだ。
提供:デイリースポーツ