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【京成杯】グラティアス楽勝!2週連続ルメールだ デビュー2連勝&重賞初V

デイリースポーツ
  • 2021年01月18日(月) 07時00分
 「京成杯・G3」(17日、中山)

 3番手追走から最後の直線で危なげなく抜け出した1番人気のグラティアスが完勝。デビュー2連勝で初タイトルをつかみ、堂々とクラシック戦線に名乗りを上げた。ルメールはフェアリーS(ファインルージュ)に続く2週連続の重賞勝ち。2着は2番人気のタイムトゥヘヴン、3着には6番人気のテンバガーが入った。

 ここでは素質が違った。グラティアスが1番人気の支持に応える文句なしの勝ちっぷりで重賞初制覇。皐月賞と同じ舞台で結果を出し、クラシックへ向けて大きく弾みをつけた。

 逃げた新馬戦と違って、今回は控える競馬。インの3番手でじっくりと脚をため、前半5F通過が63秒7のスローな流れでもピタリと折り合った。勝負どころで他馬が動いても、ルメールはジッと待機。直線に入り逃げたタイムトゥヘヴンが外へ進路を取り、前があくと迷わずラチ沿いに馬を誘導する。坂下で左ムチが一発入ると、一気に後続を突き放す。メンバー最速の上がり3F34秒9の末脚を繰り出し、2馬身半差をつけ悠々と先頭でゴールを駆け抜けた。

 鞍上は「馬の後ろで我慢して、リラックスして走れました。跳びが大きいけど、きょうはすぐトップスピードになった。楽勝でした」と会心の騎乗を満足そうに振り返る。将来性について問われると、「G1に行く馬だと思います」と即答した。

 見届けた加藤征師も成長ぶりを感じ取っていた。「2戦目は難しいことが多いけど、冷静に走れていたのが良かった」と精神面での落ち着きを勝因に挙げる。次走は未定だが、当然クラシックの舞台が視野に入ってくるはずだ。異父姉に19年阪神JF勝ちのレシステンシアがいる良血馬が、大きな勲章を狙ってさらに進化を遂げる。

提供:デイリースポーツ

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