1200m戦と1400m戦、同じ“短距離”と括られがちですが、どちらかが得意で一方はこなせる、というケースが多いように思います。
根岸Sに出走する
レッドルゼルは1400m戦のほうが得意なようです。
「以前と違ってかかるところもなくなっていますから、7ハロンのほうが合っていると思います」と安田隆師。
レッドルゼルはコンスタントに成績を残していますが、昨年の夏、重賞初挑戦だった
プロキオンSでは道中の位置取りも雰囲気もいいかんじでレースを進めていましたが、追ってからの伸びがイマイチで8着に敗れています。冬場のほうが体調を整えやすいタイプのようですね。
「前走のカペラSはもうちょっとで差し切れたかも、と思わせるほど凄い脚を使ってくれました。今回メンバーは強くなりますが、決め手ではヒケをとりません」(安田隆師)
舞台は得意の東京コース。初重賞制覇がかなり現実味を帯びてくるように感じます。
(取材・文:花岡貴子)