7日に中京競馬場で行われる
きさらぎ賞(3歳・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京芝2000mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は「12-8-8-41」。直近に施行された重賞の21年
愛知杯で
マジックキャッスル(2人気)と
ランブリングアレー(6人気)がワンツー決着を果たすほか、代替開催となった20年
ローズSでも
リアアメリア(3人気)と
オーマイダーリン(11人気)が1・3着。牡馬も20年
金鯱賞で
サトノソルタスが8人気ながら2着に好走しており、特徴として馬券妙味を兼ね備えた好走例が多いことを挙げられる。同産駒からは
ヨーホーレイク、
ランドオブリバティの2頭が出走予定。
オルフェーヴル産駒は「0-2-2-20」。データ集計期間内に勝利例がなく、牡・セン馬「0-0-1-7」、牝馬「0-2-1-13」と好走例も牝馬に偏る。なお、通算では「3-4-3-48」となるが、やはり3勝すべてが牝馬によるものだった。同産駒からは
ラーゴムが出走を予定しており、同馬は牡馬としての当該コース初勝利もかかることになる。
ドゥラメンテ産駒は「1-1-2-9」。3着以内に好走した4頭はいずれも社台グループ生産馬となるが、
ヘッズオアテールズは新馬戦で13人気3着と大駆け。また、代替開催された21年
若駒Sでは
ヴァリアメンテが2着に好走しており、格の高いレースでも上位争いを繰り広げている。同産駒からは
ダノンジェネラル、
ドゥラモンドの2頭が出走予定。
また、
ディオスバリエンテの回避により出走はなくなったが、
ロードカナロア産駒は「3-1-0-13」。サンプル数が少ないとはいえ、勝率・連対率においては
ディープインパクトに引けを取らず、20年
金鯱賞を
サートゥルナーリアが勝利している実績を持つ。