きさらぎ賞は、
皐月賞・そしてダービーを頂点とする3歳春のクラシック路線に組み込まれているレースで、過去の優勝馬には
サトノダイヤモンドや
ワールドエースなども名を連ねているが、厳寒期に行われるということと、例年であれば翌週に行われる
共同通信杯に左回りを経験させておきたい有力馬が集まって、やや手薄なメンバーになることが多い。今年は、京都競馬場のスタンド改修工事のために左回りの中京競馬場で行われることも、ひとつのポイントになりそうだが、いずれにしてもクラシックを目指す馬たちにとっては、このあたりでしっかりと賞金を積み上げておきたいところだ。
7月に阪神競馬場でデビュー戦を飾った◎
ラーゴムは、その後アイビーS2着、京都2歳S2着。まだ随所に若さを見せながらのレースだったが、それでも1戦毎にレース内容は良くなっているように見える。これまでのレースぶりから判断するに、瞬発力で勝負するというよりも、
パワーと持久力を武器に、長く良い脚を使うようなタイプのようだ。馬場の傷みが目に付くようになってきた今の中京競馬場は、この馬に味方してくれることだろう。
ホープフルS含め、デビューからの3戦いずれもラスト3ハロンを出走メンバー最速で走り抜けている○
ヨーホーレイクが強敵。その
ホープフルSも出負けしたうえに、スタート直後に他馬と接触する不利がなければもう少し良いポジションでレースを進められたはずだ。
ディープインパクト産駒の大型馬で、デビューからの2戦が時計を要する馬場だったことから荒れた馬場も苦にすることはなさそうだ。逆転候補の筆頭。
注目はセレクトセールの高額落札馬▲
ダノンジェネラル。まだデビュー戦を勝ったばかりの馬だが、ダッシュ付かずに後方に置かれながらも、すぐにそれをリカバリーして早め先頭から押し切った内容は豊かな将来性を感じさせるものだった。今回が試金石になりそうだが、大型馬ゆえに叩かれての上積みもありそうで、レース内容をしっかりと見ておきたい。
デビューからの2戦は完璧だった△
ランドオブリバティの前走はどうしたことか。その能力は認めるも、今回は平地調教再審査明けだけにやや評価を下げた。穴なら、時計がかかる馬場を得意としそうな△
ジャンカルドか。